愛宕山

 このドラマに出てきた最初の落語が愛宕山。すでに正典(喜代美の父)と正太郎の確執の場面、そして喜代美が最初に接する落語として出てくるが、この作品が、今度は草若と確執のあった小草若がやることになるとは、第1週のテーマが、この第7週で繰り返されるとは、かなり練られた脚本で、すごいと思う。
 愛宕山の一八が、小判を取りに飛び降りるエピソードが、第1週の終わりの子供時代の喜代美と糸子のかわらけなげ、そして祖父の死に沈んでいた喜代美が笑いを取り戻すきっかけになったのは結構印象的な場面であったことを思い出す。
明日はどうなるか。