「ファイト」私のファイト

 朝の通常の放送に続いて、8:35からわたしのファイトが放送された。緒形直人酒井法子児玉清などの主要出演者が10代の頃の思い出を語るコーナーに加え、主演の本仮屋ユイカが読者のお便りを朗読し、さらに(今後の展開に関連してか)競馬学校に通う10代の青年たちの特集。そしてこれまでの名場面と今後の予告(ネタバレ)。
 出演者のうち、三原じゅん子川原亜矢子三林京子は10代ですでに芸能界デビューしていたので、そのときの仕事に行くのが大変とか、周囲の大人が分かってくれないなどの話が中心。酒井法子も10代で歌手デビューしているが、今回は中学校時代のソフトボールの話を。考えてみれば、放送初期はソフトボールの話が中心だったし、酒井法子を母親にした理由の1つがソフトかなと思う(さらに「女将になります」主役経験も大きいのでは)。
 一方、ベテランの児玉清田村高廣のコメントはやはり終戦直後という時代の大変さと、今の時代の大変さを冷静にとらえながらのコメント。それぞれの時代の10代の大変さがあります。
 そして、緒形直人のコメントは、「楢山節考」撮影現場での苦労話があって、そして悩める10代の気持ちを尾崎豊が代弁していたのではないかと。確かにそうであるな、時代一緒だし。実際、緒形直人のカラオケのシーンがあったけど、直前まで尾崎の曲だろうと思っていた。
 現在進行形のファイトの代表は品川太郎役の瀬川亮さん。いくら役作りとはいえ、オフの日も厩舎に通い詰めているとは。
 また、西原理恵子は初めて見るが、なかなか不思議な雰囲気の人だ。毎日かあさんの像と、ファイトの絵と、本人とそれぞれギャップがあるのが面白い。今後の絵とコメント(これがいい味出してる)も楽しみ。
 由紀さおりは2曲の歌(特にビリーブ)を聞けたのでよかった。
 ネタバレ部分は、まあどういうところで出てくるかを楽しみにするが、思いもよらぬ場面ででたり使われ方をするのは、この作品では結構あるからな。