「ファイト」

 敏美さん(三原じゅん子)のオンステージが、あの団体客でなく、老夫婦2人だけの観客だったとは。この老夫婦を優が担当する。で、団体客で何かありそうだと思ったら、やっぱりトラブルに。女将の絹子がいてもトラブルになったかな?それにしても、医学系とはいえ、助教授はあそこまで教授にこびるものか。まあ、最後は教授が物わかりの良い対応をしたからかえってメンツをつぶされる形になったが。
 優が正論を言って、それが通ったのは、ソフトボール部の監督が優の意見をきいて部員に弁当を作ってもらうのをやめたという事例があるが、そのときは監督には考える時間があった。今日のようにすんなり納得するものだろうか(しかも直前に、お酌を拒否されたり、料理を倒されたりしているし)、と思ったが、最後は若女将の敏美にその場をゆだねる形になっているのでいいかな。このやりとりが敏美にどういう影響を与えるかの方がみどころ。あの仲居たち(松竹梅)が優をどう見るかも気になる。
 それにしても、教授役の原田大二郎の存在感はすごい。ちょっと前の菅井きんも実質1回だけの登場でも見応えあったし。

 ところで、敏美の歌が「北の宿から」というのは予告通りだったが、今度は若い優や亜沙子の心象風景を暗示しており、(先週のなごり雪もそうだが)なかなか意外で面白い使い方である。優が太郎に対して、亜沙子が川崎に対して未練が残っているのは分かるし、このあたりは今後出てくるだろう。が、実はこの歌の3番に「寝化粧をしても心は晴れません」というフレーズが出てくる。亜沙子(酒井法子)が寝るときのメイクが濃いのではという意見が新聞のTV意見欄に出たようだが、メイクが気になり出したのは亜沙子が啓太と離れて温泉に行ってからのこと。もしかして・・・。