つくばコンサート、大阪フィルハーモニー交響楽団演奏会

 大植英次指揮によるマーラー交響曲第6番 イ短調「悲劇的」の演奏。舞台のオーケストラのメンバーは100人近くで、楽器の種類もとにかく多様。今回のコンサートは80分のこの曲1曲だけの構成。
 午前中、CDを連れ合いと一緒に聞いてから出掛けたが、やはり生演奏は全然違う。響くコントラバス、多様なパーカッション、弦と管の調和は見事だが、指揮者は小柄ながら最初からあつい指揮ぶり。
 だんだん聞くだけでなく、演奏を見る楽しみが増してきた。カウベルが使われ、ハープも響く。パーションのメンバーが出たり入ったり、そして楽器がどんどん変わっていく。ある時はシンバル、あるときは木琴。第4楽章になるとさらにエスカレートするが、ハンマーの登場にはびっくり。
 素晴らしい演奏で、終了後拍手とブラボーがなかなかやまなかった。