WBC決勝、見事な走塁

 2回の表、4−1リードを確認したところで、用事があって出かけ、帰ってきたら9回の表6−5と1点差。しかし、9回の表の日本の攻撃はすごかった。
 1アウト1,2塁からイチローがライト前ヒット、ホームはクロスプレーとなったが川崎が見事なスライディング、ホームに右手でタッチしてセーフ、この1点はすごく大きかった。そして、このクロスプレーの間にヒットのイチローも2塁へ、松中敬遠後、先日の韓国戦でも代打決勝ホームランの福留が再び代打でタイムリーヒット、2塁走者のイチローもきわどいタイミングながらやはりうまい走塁で生還、そして次打者の浅いフライで松中が果敢にタッチアップしてホームイン、そういえば韓国戦の6点のきっかけも松中の果敢な走塁であった。
 この4点と大塚のリリーフであれば、9回の裏1点とられても問題なく日本がWBC初代王者に。それにしても最後に走る野球が実ったし、そういう野球をイチローが中心になって作ってきたのであろう。一度は2次リーグ敗退濃厚であったが、九死に一生を得てから、走塁を中心とした攻撃がかみ合ってきたのだろう。ただ、キューバはやはり強かった。