アビエイター

 アカデミー賞5部門受賞の話題作。ハワードヒューズの伝説をディカプリオが好演。彼が主演男優賞を逃したのが不思議なくらい(だけど「Rey」を見てないので何とも言えないが)
 作品の冒頭で1930年の「地獄の天使」撮影時のカメラが24台あるのにあと2台をほしがったことや、雲を背景にしたシーンを撮影するために気象学者を採用したり、その完璧主義ぶりのエピソードには事欠かないが、トイレで手を洗うときの異常とも言える潔癖ぶりをみると子どもの頃の病気が尾を引いているのがうかがえる。
 それにしても飛行機造りとその操縦、そして映画造りの才能はかなりのものであったが、そのぶん波乱に満ちた人生であったのだな。3時間は最初長いとおもったが結構楽しめた。受賞作とあって指定席扱いになっていたが、その必要がないくらいすいていた。花見のせいか。
 彼の「地獄の天使」も見ることが出来たら見てみたい。